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2019.08.21 創業者より
iruCatch、小さな巨人
iruCart、iruCarry、iruCatchの3種類のキャリアアタッチメントが間もなく発売される。もちろん3つとも自信をもって世に送り出すのだが、自分が使うためにどれかひとつ選べと言われたら、僕は迷いに迷った末にiruCatchをとるかもしれない(iruCart、iruCarry、ごめんね)。
今日は、日常の普段使いのみならず国内国外を何度もiruka+iruCatchで輪行している、現時点では間違いなく世界一のiruCatchヘヴィユーザー(えへん)かつ最大のファンである僕が、iruCatchの使い方と魅力を発売前にお伝えしよう。
まずは装着方法。ハンドルポストに取り付け、クランプを締め込んで固定する。工具は不要。クランプに可変機構が付いているので、iruka以外のミニベロでも使うことができる。
バッグの持ち手をフックに引っ掛け、ハンドルバーの上を渡してフックと逆側(この場合は手前)に吊り下げる。
僕は普段このようにPCバッグを吊り下げて仕事場に通うことが多い。ハンドルバーの上に持ち手を渡すことで、ほとんど揺れることはない。
バックパックなど縦に長い荷物はフックを手前向きに取り付け、同じくハンドルバーの上に持ち手を渡してハンドルの前に吊り下げる。1-2泊の輪行や日帰りの試乗イベントなどはこの形で。バックパックにラケットを突っ込んでテニスの練習に行くこともある。
トートバッグなど持ち手が長い場合はiruCatchをハンドルポストの下の方に取り付ける。
2-3泊以上の大荷物の輪行はGREGORYの45リットルダッフルバッグで。バッグが横に広がり過ぎると膝が当たるので、なるべくバッグの中で荷物を縦に積んで幅が出ないようにするのがコツ。手前にバッグを吊っておくと、雨が急に降り出してもirukaから降りずにポンチョを取り出して着ることができるなど、荷物へのアクセスが格段に良くなる。
こうして見るとかなりのインパクトがあるが、重心がハンドル回転軸上に来るため漕ぎ出してしまえばハンドリングへの影響はほとんど気にならない(もちろん感じ方には個人差があるだろう)。最大積載量は3kgまでと公称しているが、本体の強度は荷重10kgでの振動試験をものともしなかった。
直径22-35mmのハンドルポストに適応可能なので、例えばブロンプトンにもこんな風にぴったりフィットする。メジャーなミニベロではR&M Birdy Classicと同Air以外はほとんど使える。
iruCatchの魅力は ― とにかく便利の一言に尽きてしまうんだけど、あえてひとつだけ付け加えるなら、普段使っているバッグをひょいと引っ掛けてすぐに出かけられることかな。これってとても「自転車的」でしょ?
Just hang and go!
株式会社イルカ
創業者/代表取締役 小林正樹