iruCatchは、ハンドルポストに取り付けてバッグ類を吊るす、ミニマルなキャリアアタッチメントです。
空間を有効活用
小径自転車に特有の、ハンドルポストの前後のスペースを、バッグを吊るすスペースとして活用します。
簡単着脱
ハンドルポストにクランプを取り付けるだけ。工具類を一切使わずに、あっという間に着脱できます。
ポジション自由自在
取付位置と向きを変えることにより、持ち手の長さや大きさの異なる様々なバッグに対応します。
ハンドル干渉は最小限
荷物の重心がハンドル回転軸のほぼ直上になるため、前カゴに荷物を載せた場合などに比べて、ハンドル操作に及ぼす影響がほとんどありません。
iruka以外でも使用可能
ハンドルポスト径22mm〜35mmであれば、iruka以外の自転車にも取り付けて使うことができます。
仕様
適応ハンドルポスト径 22〜35mm
最大積載量 3kg
ストーリー
料理は僕の生活の大切なルーティンのひとつで、自転車で仕事場から自宅に帰る途中、夕食の買い物のためにほぼ毎日スーパーマーケットに立ち寄る。
スーパーから家までの道のりは、以前はあまり愉快ではなかった。買い物袋をハンドルに吊るすと、バランスが良くないし袋が膝に当たって走りにくい。ナップサックなどで背負うと、ワインの瓶やらトマトの缶やらがゴツゴツと背中に当たる。
かといって、前カゴは取り付けたくなかった。荷物がないときは邪魔でしかなく、特に折りたたみ自転車では折りたたみに支障が出る。
ある日ふと思いついて、3Dプリントでつくった樹脂製のフックを結束バンドでハンドルポストに取り付けてみた。iruCatchの原型だ。
ハンドルバーを渡すように買い物袋を吊るしてみて驚いた。買い物袋の存在がほとんど気にならない。そのうちバックパックやPCバッグなどいろいろなバッグを吊るして出かけるようになった。ハンドルポストの前後という小径自転車特有のスペースを、小さなパーツひとつで荷物の積載空間に変えられたことが誇らしかった。ちょっとしたハックだ。
友だちに見せると、これはちょっとしたハックではなくすごいハックだと言ってくれて、僕は製品化を決めた。
イルカ代表 小林正樹